新月のたましい、星のこころ

占星術をかじりながら、ひとの心を考えます

人の心という夜空

人の魂は小宇宙だという考え方がある。

いや、人間そのものかな。

 

つまり、人の心の中には宇宙が広がっている。

星々が散りばめられているのだ。

その考え方に基づいているのが、
占星術というもののようだ。

 

魂の中の宇宙に、心の夜空に、
10の惑星の力を持っている、

というのが占星術の基本的な思想だ。

星々はかの有名な黄道12星座に配置され、

その位置によって様々な意味合いの力を得る。

 

様々な要素をそこから読み取れる、
この仕組みは凄い。

パーソナリティーを読みだすというのは、
近代になってから発展したらしいが
(そりゃ元々は測量かなんかの技だろう)、
人の性質を言語化する占いとは
文学の骨組みみたいだ。

人の性質が、星の配置から読めるって
どういうことなんだか。

まあ、そんな気がする、
というだけかもしれないし、
全然違うかもしれない。

それでも、星を頼りに人の性質を言語化し、
自分の心を言語化する、
その意義は大きいと思う。
まるで文学と一緒だ。

 

占いなんか頼ったら負けだとすら思っていた私だが、
占星術で自分の心を言語化する方法を模索するのは、
楽しいとすら思えてきた。

何とかして自分を、心を言語化してその形を見てみたい、
その事を手助けするのが、占いなのだと、最近は思う。

運命に関わるというよりは。

 

運命が星に現れているというのも
ドラマティックではあるけれど。