新月のたましい、星のこころ

占星術をかじりながら、ひとの心を考えます

感情の定義はない、という現状

心理学、精神医学、どの分野でも感情が一体何なのか、
まだ明確な定義がないらしい。

やっぱり?

 

感情が何なのかについて考えていくのも面白いが、
キリがないし仮の定義をしておかないと、
一向に占星術での感情を読みとけない。

 

感情をそれぞれ定義するとしたら、

蟹座なら、他者に寄り添おうとする気持ち、

蠍座なら、他者と癒合しようという気持ち、

ただしこの2星座は、

ある特定の他者、となるのに対して

魚座なら、他者を分け隔てなく愛する気持ち、

みたいな感じなんだろうか。

 

基本、他人に寄り添う気持ち
を示していることになる、
この定義だと、感情が。

でも感情って自発的に湧きあがってくるもの
でもありそうだし、かといって
言葉の単語の意味からすると
受動的なものを示しているらしいし。

外からの刺激を受けることによって、
自分の中に起こる気持ちのことかなあ。

ただ、自発的に外の刺激を取りに行くことも
ある気がする。

 

つまり、自分の興味関心が出たものに対して
寄り添う気持ち、でもあると。
そこから、「つなぐもの」っていう意味を
取り出してくることも出来るんだろう。

 

他者と自分を繋ごうとする気持ち、
が感情の作用の一つではある。

特に水の星座の感情、と言う時、
そういう意味な気がする。

 

 

心理学が現代の占いらしい

占いって何を持ってして占いというのか、
正直よくわからないし、
専門家の間でも意見が分かれるところのようだ?

見えない領域にモデルを与えることは
占いと言って良いと某占星術研究家が
言っていて、それで心理学が現代の占いらしいのだが。

 

ユングフロイトなどオカルトチックな心理学は、
人の心を推測?するという点で、
占いと通じているようだ。

心理占星術とか、非常に気になっている。

心理学的なアプローチをすれば、
感情が一体何なのかについての定義も
はっきりするだろうか?

 

占星術の道はユングフロイトにまで続いている。

蟹座を理解する為に、蠍座と魚座を読む

蟹座である私、
そのキーワード感情を読み解いて
自身の輪郭をたどる為に、

同じ水の星座で感情が重要な
蠍座魚座についても関心を寄せている。

 

蠍座はなんだか身近に感じるし、
本当は一番身近な母親が魚座だったりで、
魚座も気になる。

 

感情的な人が好き、なわけでは当然なく、
感情、情緒が豊かな人に惹かれるような気がする。

この人は心の中に、淡々としたものを持っている、

というのではなく、熱いものを持っている、
というのに惹かれるのだ。

それは、何も明るい事だけではなく、
深い悲しみでもいい。

クールで理論的、感情が見えないような人は、
やはり、私は惹かれない。

とか言いつつ、私結構そう見られるようなんですがね。

 

だが、本当のクールと、私は違う。

 

私はやはり、やわらかいと思う。こころが。

硬い甲羅で覆うことも出来なかった。

そうして傷つくままにしていた。

 

いつしかやわらかな心は、
何も感じないように薄くてかたい膜に包まれている。

だがその内は本当にやわらかくて
感じ過ぎてしまうのだ。

膜を通して感じる震えに身悶えしている。

 

感情の星、月

占星術で感情を象徴する星が、月だ。

 

蟹座で、その守護星も月で、
生まれも新月で…とにかく私は
月と縁が深そうだ。

感情というものが私にとっては
かなり重大な何かのようだ。

 

感情がテーマの水の星座は、
蟹座、蠍座魚座の三つ。

この間から私はずっと、
感情ってつまり何なのさ、
と思っているのだけれど、

感情とは、他者と関わった時の心の動き、
といっても良いのだろうか。

ふむ、あってる気がする。

 

自分の心と他人の心を融合させたがるのが蠍座
らしくて蠍座が一番わかりやすく
なんかカッコよさすらあるんだけど、蟹座は?

自分の心を他の人に分け与えたい?

よくわからない。

 

心を分け与えるってどういうことだろう。
愛を渡すということ?

関心を持ちたい、
一緒に泣いたり笑ったりしたい、
ということかもしれない。

そういう気持ちが人一倍強いのが蟹座なのだろうか。

 

人の心という夜空

人の魂は小宇宙だという考え方がある。

いや、人間そのものかな。

 

つまり、人の心の中には宇宙が広がっている。

星々が散りばめられているのだ。

その考え方に基づいているのが、
占星術というもののようだ。

 

魂の中の宇宙に、心の夜空に、
10の惑星の力を持っている、

というのが占星術の基本的な思想だ。

星々はかの有名な黄道12星座に配置され、

その位置によって様々な意味合いの力を得る。

 

様々な要素をそこから読み取れる、
この仕組みは凄い。

パーソナリティーを読みだすというのは、
近代になってから発展したらしいが
(そりゃ元々は測量かなんかの技だろう)、
人の性質を言語化する占いとは
文学の骨組みみたいだ。

人の性質が、星の配置から読めるって
どういうことなんだか。

まあ、そんな気がする、
というだけかもしれないし、
全然違うかもしれない。

それでも、星を頼りに人の性質を言語化し、
自分の心を言語化する、
その意義は大きいと思う。
まるで文学と一緒だ。

 

占いなんか頼ったら負けだとすら思っていた私だが、
占星術で自分の心を言語化する方法を模索するのは、
楽しいとすら思えてきた。

何とかして自分を、心を言語化してその形を見てみたい、
その事を手助けするのが、占いなのだと、最近は思う。

運命に関わるというよりは。

 

運命が星に現れているというのも
ドラマティックではあるけれど。

 

 

感情は私のキーワード?

ちっちゃい頃から、感性が豊かだとか、
感受性が強いような事を言われる。

 

感情的なわけではない。

むしろクールに見られがちだし、
感情的に人に接したことはほぼないだろう。

 

だけど、私の中には膨大な感情、
感受性の海があることはわかる。

 

やさしすぎるから心配だと言われたこともある。

 

感情とはそもそも何か。

それは人と人を繋げるものだという。

だが、感情的って、
人と繋がりがちって意味ではないだろう。

星占いの世界では、
感情は人と人を繋げるものなのだろうか。

あ、でも、人のことにいちいち怒ってるとか
反応してる様なイメージもあるかも、感情的。

 

人と繋がりたい欲求は、
感情の領域ではある気はする。

 

あなたが、自分が、どう思っているか、
ということが感情ではないのか。

何かを自分ごととして考える力が強い、
ということではないだろうか。

 

私の蟹座は、感情の星座だと言われる。

感情を象徴する水の星座のグループに属す。

 

これは私が感受性が強いとか、
良い感性してるとか、
言われることに通じているのだろうか。

他人との境界を意識するにはまず感情が必要である

西洋占星術がなぜあれほどポピュラーなのか、
奥が深い事に驚かされる。

人間の心の仕組みを言語化しよう、
解き明かそうという学問ですらある。

 

 

西洋占星術が指す感情とは共感のことのようだ。

「自分のことではないことを、
自分のことのように思える」ことを感情と定義し、
感情を使って自分と関わりのあるものを
世界から選びとっているという。

星占いの世界では感情は水に象徴される。

水は、感情・共感・無意識を表す。

 

「自分ではない他人を、自分のことのように思える」
この共感性が、他人と自分の境界を曖昧にさせる。

 

全てを水に溶かして融合したいのだろうか。

そういう星の下ってこと?